医療法人 三河循環器科内科

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熱中症に注意

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2024年7月17日

7月中頃、そろそろ梅雨明けですが、一段と暑くなってきました。私も先日軽度の熱中症になった反省も踏まえ、今回は熱中症の話をしたいと思います。

総務省消防庁が発表している7月1日から7日までの熱中症による救急搬送人員は昨年同時期よりも3割近く増加しており、特に7月に入ってからは急激な増加を見せております。

(総務省消防庁発表熱中症情報より)

また、熱中症は屋外よりも屋内で発生することが多く、住居や仕事場、学校などの屋内発生が6割を占めています。


テレビの天気予報では熱中症の危険度を判断する数値として「暑さ指数」が使われています。暑さ指数とは、人間の熱バランスに大きく影響する「気温」「湿度」「輻射熱」の3つの指標を取り入れた温度の指標です。なかでも「湿度」は暑さ指数の7割を占めています。湿度が高い場所では汗が蒸発しにくく、熱が体内に溜まりやすくなるため、熱中症を発症しやすくなります。室内では温度だけでなく湿度にも気をつけ、扇風機などをで風通しを良くすることが大切です。
また、暑さ指数が28を超えると熱中症患者の発生率が急増しますので特に注意が必要です。

また、高齢者は発汗能力が低下するうえに、口渇感が感じにくくなるなど、体温調節機能が低下していることが多いので、熱中症を発症しやすいといえます。入浴や睡眠前後にも水分を補給しましょう。

7月のサイクリング

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2024年7月16日

2月のサイクリングで断念した四国霊場88番札所「大窪寺」へのリベンジを果たしに行きました。片道46km、往復92kmのライドです。今回は真夏、酷暑でのサイクリングなので、早朝5時の出発です。

前回は吉野川南岸を走ったので、今回は西条大橋を渡り北岸を進みます。本来この時期は吉野川中流にある善入寺島のひまわり畑を見るのがおすすめですが、途中から約14kmの山登りが待っているので、今回はコンビニでの補給以外は寄り道せずに山麓のある市場町に向かいます。

山に入ると斜度が4~6%程度の坂が連続します(斜度が5%の坂なら100m進んだとき標高5mアップ)。前回は残り10km地点で早々にリタイアしましたが、今回は日々の眉山練習の成果か今のところ快調に進んでおり、このまま一気に登れそうです。
しかし、大窪寺まで残り4km付近から斜度が上がってきました。納経帳を背負ったリュックが一段と重く感じます。

三度目は無いと言い聞かせつつ、ひとつひとつカーブを曲がっていくと、ついに「大窪寺」の案内板が見えてきました。これまでも、なぜか山寺の駐車場の手前は劇坂が多い気がしていましたが、今回も例に漏れず、最後に斜度10%の劇坂が待ち構えていました。
なんとか劇坂をクリアし、大窪寺の参拝を終え納経帳に記帳してもらった後は、ご褒美と補給を兼ねて、寺の前にある食堂でうどんを頂くことにしました。疲れで思考力が低下していたのか、この暑い日に追い打ちをかけるように熱々のうどんを頼んでしまいました。ヒルクライムでかなり汗をかいていたのに、さらに汗だくになりながらうどんを食べていると、食堂のお姉さんがうちわで扇いでくれました。まさに人のやさしさに触れた瞬間です。

さて、水分補給も済ませたので残り46km、山を下って帰ります。
下りは殆どペダルを回すこともないので、自転車の気持ちよさを体感できます。過酷なヒルクライム後のボーナスステージといったところでしょうか。しかし平地に入ると、疲れと暑さが徐々に体力を奪います。残りあと25km、ロングライドで懸念していた左膝の痛みも出てきました。
満身創痍になる前に家に辿り着こうと自転車をこぎ続けましたが、炎天下でのライドは想像よりも過酷で、やや脱水気味になりつつも、なんとか自宅に辿り着きました。

やはり予想と実際とは大きく違いました。
今回の反省点はまず水分補給が少なかったことです。本来なら4~5Lは補給しなくてはならない水分が、今回は2.5L程度しか摂取できていませんでした。早朝スタートでも、その後急速に気温が上がるのを予期できなかったのが原因です。もっとこまめに水分補給する必要があると実感しました。

もう一つの反省点は、熱中症対策です。残り4km程度は軽度の頭痛と思考力低下があり、おそらく軽い熱中症症状だったと考えます。高温への対策が不十分でした。予想外の事態に備えること、今回のチャレンジ自体をもっと気温の低い時期に設定することや、暑さを感じ始めたら体に水を掛けるなどで積極的に体感温度を下げることなどが必要でした。

真夏のライドは危険を伴うので、距離を短くして早朝ライドのみで済ませたり、危険と判断したらライドを中止する勇気も必要です。

血圧のお話

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2024年4月22日

血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管の壁を押すときの圧力のことで、心臓が縮んだり広がったりすることで発生します。血圧の値は、心臓から押し出される血液量(心拍出量)と、血管の収縮の程度やしなやかさ(血管抵抗)によって決まります。

上の血圧は、心臓が収縮し血管にもっとも強い圧力がかかっているときの値で、正式には収縮期血圧と呼ばれています。このとき、大動脈も膨らみ血液がたまります。下の血圧は、心臓が拡張しているときに血管にかかる圧力の値で、拡張期血圧と呼ばれています。このとき、心臓から血液は出ませんが、膨らんでいた大動脈が元に戻り、その間もゆっくりと血液が先に送られます。つまり心臓が1回収縮し拡張する毎に上の血圧と下の血圧が生まれ、血液が体全体に送られるようになっています。

血圧のしくみ

血圧は常に変動しています。血圧を測定する時間帯や季節や室温、起床や食事・運動などの日常生活、精神的ストレスなど、様々な原因により変動するものです。運動すると一時的に血圧が上昇することがありますが、運動後安静にすることで自然に血圧は低下します。これは正常な血圧の変化ですので問題ありません。高血圧とは、安静にしていても血圧の高い状態が長く続いた状態をいいます。

また、加齢とともに動脈が硬くなってくると(動脈硬化)、収縮時の大動脈の膨らみが少なくなってきます。そのため上の血圧は上がりやすく、下の血圧はむしろ低下して、上の血圧だけが高い、すなわち(孤立性)収縮期高血圧と呼ばれる状態がしばしばみられるようになります。

収縮期高血圧

日本高血圧学会資料より一部改変

お花見ライド

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2024年4月9日

日曜日は雨が降る前に桜を見ることができる最後の機会だったので、神山まで出かけてきました。

桜1桜2
鮎喰川沿いには何カ所も桜が咲いており、飽きること無く片道30kmのサイクリングを堪能しました。

桜3桜4
神山の道の駅は花見やバイクでツーリングに来た人達で賑わっており、気温が高かったためか多くの人がアイスクリームを手にしていました。
私も急いで店の行列に加わりましたが、すでに半分が売り切れでした。
すだちかブルーベリーで悩みましたがダブルにする勇気は無く、桜を背景にブルーベリーを美味しくいただきました。

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