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深部静脈血栓症の予防
2016年4月26日
熊本地震で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
なお、地震で避難された方の中で深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)から肺塞栓症を発症される方がおられます。
「深部静脈血栓症」とは主にふくらはぎなどの下肢の静脈内に血の塊(血栓)ができてしまうもので、この血栓が下肢を動かした際に静脈の流れに乗ってしまうと「肺塞栓症」といって肺動脈を詰まらせてしまいます。もし多量の血栓が飛んでしまうと命に関わります。
この深部静脈血栓症は予防がとても大切で、ハイソックスタイプのきつめのストッキングをはいたり、ふくらはぎをマッサージしたり、足首を運動させることで予防することができます。
当院でもデイサービスに間欠的空気圧迫装置を設置して深部静脈血栓症の予防を行っていますが、長時間座って仕事をされる方も時々下肢を動かしたり、ふくらはぎをマッサージしてみてください。