医療法人 三河循環器科内科

7月2024

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7月のサイクリング

院長ブログ

2024年7月16日

2月のサイクリングで断念した四国霊場88番札所「大窪寺」へのリベンジを果たしに行きました。片道46km、往復92kmのライドです。今回は真夏、酷暑でのサイクリングなので、早朝5時の出発です。

前回は吉野川南岸を走ったので、今回は西条大橋を渡り北岸を進みます。本来この時期は吉野川中流にある善入寺島のひまわり畑を見るのがおすすめですが、途中から約14kmの山登りが待っているので、今回はコンビニでの補給以外は寄り道せずに山麓のある市場町に向かいます。

山に入ると斜度が4~6%程度の坂が連続します(斜度が5%の坂なら100m進んだとき標高5mアップ)。前回は残り10km地点で早々にリタイアしましたが、今回は日々の眉山練習の成果か今のところ快調に進んでおり、このまま一気に登れそうです。
しかし、大窪寺まで残り4km付近から斜度が上がってきました。納経帳を背負ったリュックが一段と重く感じます。

三度目は無いと言い聞かせつつ、ひとつひとつカーブを曲がっていくと、ついに「大窪寺」の案内板が見えてきました。これまでも、なぜか山寺の駐車場の手前は劇坂が多い気がしていましたが、今回も例に漏れず、最後に斜度10%の劇坂が待ち構えていました。
なんとか劇坂をクリアし、大窪寺の参拝を終え納経帳に記帳してもらった後は、ご褒美と補給を兼ねて、寺の前にある食堂でうどんを頂くことにしました。疲れで思考力が低下していたのか、この暑い日に追い打ちをかけるように熱々のうどんを頼んでしまいました。ヒルクライムでかなり汗をかいていたのに、さらに汗だくになりながらうどんを食べていると、食堂のお姉さんがうちわで扇いでくれました。まさに人のやさしさに触れた瞬間です。

さて、水分補給も済ませたので残り46km、山を下って帰ります。
下りは殆どペダルを回すこともないので、自転車の気持ちよさを体感できます。過酷なヒルクライム後のボーナスステージといったところでしょうか。しかし平地に入ると、疲れと暑さが徐々に体力を奪います。残りあと25km、ロングライドで懸念していた左膝の痛みも出てきました。
満身創痍になる前に家に辿り着こうと自転車をこぎ続けましたが、炎天下でのライドは想像よりも過酷で、やや脱水気味になりつつも、なんとか自宅に辿り着きました。

やはり予想と実際とは大きく違いました。
今回の反省点はまず水分補給が少なかったことです。本来なら4~5Lは補給しなくてはならない水分が、今回は2.5L程度しか摂取できていませんでした。早朝スタートでも、その後急速に気温が上がるのを予期できなかったのが原因です。もっとこまめに水分補給する必要があると実感しました。

もう一つの反省点は、熱中症対策です。残り4km程度は軽度の頭痛と思考力低下があり、おそらく軽い熱中症症状だったと考えます。高温への対策が不十分でした。予想外の事態に備えること、今回のチャレンジ自体をもっと気温の低い時期に設定することや、暑さを感じ始めたら体に水を掛けるなどで積極的に体感温度を下げることなどが必要でした。

真夏のライドは危険を伴うので、距離を短くして早朝ライドのみで済ませたり、危険と判断したらライドを中止する勇気も必要です。

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