院長ブログ
講演会のお知らせ
2016年8月20日
9月8日(木)13時よりあわぎんホールで行われる市民公開講座に参加させていただきます。
カテーテル治療の進歩はめざましく、傷を殆ど残さずに脳血管や心血管病を治療できる時代になってきました。興味のある方は是非足を運んでみてください。
2016年阿波踊り開幕
2016年8月13日
2016年の阿波踊りが始まりました。
今年はブルーインパルスの展示飛行があり、開会に華を添えました。
防災訓練
2016年6月3日
6月2日にセコムさんの指導の下、スタッフ全員で避難誘導訓練と消火器による初期消火訓練を行いました。
当院の建物内には診療所とデイサービスがあるため、万一火事が起こったりした際には両者のスタッフが十分連携をとりながら患者様や利用者様を避難誘導することが一番大切です。
消火器も職員全員が実際に触りながら使い方を教えていただきました。
いざという時にパニックに陥らないよう、普段から避難経路の確認や消火器の位置を把握しておくことが重要であることを再認識しました。
深部静脈血栓症の予防
2016年4月26日
熊本地震で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
なお、地震で避難された方の中で深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)から肺塞栓症を発症される方がおられます。
「深部静脈血栓症」とは主にふくらはぎなどの下肢の静脈内に血の塊(血栓)ができてしまうもので、この血栓が下肢を動かした際に静脈の流れに乗ってしまうと「肺塞栓症」といって肺動脈を詰まらせてしまいます。もし多量の血栓が飛んでしまうと命に関わります。
この深部静脈血栓症は予防がとても大切で、ハイソックスタイプのきつめのストッキングをはいたり、ふくらはぎをマッサージしたり、足首を運動させることで予防することができます。
当院でもデイサービスに間欠的空気圧迫装置を設置して深部静脈血栓症の予防を行っていますが、長時間座って仕事をされる方も時々下肢を動かしたり、ふくらはぎをマッサージしてみてください。
下肢血流のおはなし
2016年3月5日
3月4日(金)に吉野川市の中部循環器勉強会で末梢閉塞性動脈疾患のカテーテル治療について講演させていただきました。
末梢動脈疾患に対するカテーテル治療は近年さらなる進歩を遂げています。例えば大腿動脈(太ももの血管)や膝下の血管が閉塞しており、数年前までは治療困難と言われた患者様でも、最近では足首の血管から治療用のカテーテルを通して治療できる方がいらっしゃいます。
治療前は歩くと下肢が痛くなるため50~200m程度しか歩行できなかった患者様や、足先に出現した傷がなかなか治らなかった患者様でも、治療後は歩行距離が大幅に増えたり、傷の治りを早くすることが可能です。
なかでも、喫煙と糖尿病はこれら末梢動脈疾患の大きな危険因子ですので、たまには足先の色が悪くなっていないか観察してみましょう。当院でも末梢動脈疾患のスクリーニング検査として足関節上腕圧比(ABI)を用いた検査を行っています。簡単な検査ですので、気になる方は一度検査してみてはいかがでしょうか?